名古屋無限景。

名古屋から始まる気まま歴史探訪。

名古屋城外堀とヒメボタル 〜光のドラマ〜

不意にネタが降ってまいりました( ̄▽ ̄)✨

✨名古屋のヒメボタルドラマ✨です。

 

先日のこと、名古屋城のお堀の辺りを歩いていたら、見知らぬ老夫婦に声をかけられた。

「ホタルはどの辺にいるのか」

 

確かにヒメボタルの生息地だという話は立て看板で見たことがあるので知ってたけど…見たことないしほんとにいるのかな?と思ってそのままでした。ご夫婦と一緒に立て看板に行って読んでみた。すると…

なんと私のよく行く愛知護国神社やこのサイト記事トップで登場させたあの慰霊碑の辺りが一番多く生息していると書かれているではないかΣ( ̄ロ ̄lll)

あぁまた知らなかったことを知り新しい名古屋を発見してしまった…帰ってからネットで調べるとあるわあるわ、情報。しかも感動ドラマ付き。

 

少々長いですが、名古屋城外堀に貴重なヒメボタルが保護され現在に至ったドラマの詳細です。

(「名古屋城外堀に生息するヒメボタルLuciola parvula の発光数の記録」より)

ヒメボタルは日本固有種で「森のホタル」ともいわれる陸生のホタルである。黄金色のフラッシュ発光の点滅が特徴で、オスもメスも光るが、メスは飛ぶことがない。成虫の出現期は、地域によって違いが見られ、活発に発光飛来する時間等も地域によって違いがある。都心部に生息する例は少なく、名古屋城外堀のヒメボタルとその生息地は大変貴重な存在となっている。

名古屋城のヒメボタルの記録は、1975年に名鉄職員の竹内重信さんが、当時、名鉄瀬戸線が走っていた外堀においてホタルの大発生を発見したことに始まる。翌年は、廃線で外堀をどう残すかという時であった。重い病気を抱えていた竹内さんは、美しくはかないヒメボタルを子どもたちに残したい一心で、ヒメボタルの保全に向けて、保護活動を行うこととなった。竹内さんは、当時横須賀市博物館学芸員であった大場信義氏らの指導を仰ぎながら、ヒメボタルの記録や保護活動を行った。高速道路の照明や草刈りの配慮などを行政に働きかけ、また、ホタルの時期になると現地に出かけて見に来た人たちに説明をした。

1999年に竹内さんがご逝去された後、家族・知人・竹内さんと交流のあった小学校教員とその教え子たち等がずっとヒメボタルを見守ってきた。2008年に「名古屋城外堀ヒメボタルを受け継ぐ者たち」(以下、受け継ぐ者たち)と団体名を付け、2009年には「兵庫県立人と自然の博物館」の八木剛氏の協力を得て、幼虫調査等を行い、報告書「名古屋城外堀ヒメボタル―市民によるこれまでの観察記録と2009年の調査から―」(名古屋市緑政土木局、2010)を名古屋市緑政土木局と協働で作成した。その後も「ヒメボタルサミット in 愛知実行委員会」の方々等の協力を得ながら、調査を続けている。

「受け継ぐ者たち」は、ホタルを絆とした人とのつながりを大切にして、ホタルの観察や訪れた人への案内の他、1年を通してイベントや清掃、調査活動等を行っている。ホタルが 5月の深夜に出るとイメージする人は少ないからか、観察を始めた当初から外堀のホタルシーズンが終わってから現地を訪れて「いつ何時ごろホタルが出るのか知っていればよかった」と残念がる声をよく聞いた。そこで、私たちは実際にいつ行けばヒメボタルを見られるかについて情報発信したいと考え、名古屋城外堀とその周辺でヒメボタルの発光数の変化を記録した(発光数は、生息数ではなく確認できた光の数)。

前回書いた記事(さくら道)と酷似してたものを感じて驚いてしまいました(・・;)いち交通機関の職員が人の繋がりに想いを馳せて病を押して残りの時間を全てそれに捧げた…

「みんなの温かい心が繋がりますように」

自然の美しい姿を通して発信されているところが…なんといいますかとても繊細で優しい感じがしてなりません。

 

さて、現在名古屋城の外堀は鬱蒼と草木が萌えております。

f:id:sunlight333:20180526113307j:image

※2018/5/1撮影

 

なんとここを明治44年〜昭和51年まで電車が走ってたんですね〜(通称、お堀電車)。堀を線路にするとは斬新な…と私は思い出すたび思ってしまふ。

f:id:sunlight333:20180526113423j:image

※大津町駅跡。桜の季節の撮影。

 

ホタル大発生が発見されたのが昭和50年。発光数30,000頭だったとか。電車が廃止となったのが翌年昭和51年2月15日。大発生の翌年、ホタルの季節の手前ですね。なんとこの年は300頭に減少してしまった。撤廃作業の関係でしょうか??

しかし!タイミングよく守護者が現れたのでその後着々と残っていったわけですね(*´꒳`*)

2014年の記録では3633頭(ピーク期)だそうです。そう考えると30,000頭って物凄い事ですよね…さぞや圧倒されたに違いない。

 

外堀辺りは、「外堀通り」という名がついた道路東西を自動車が勢いよく行き交います。上空には当時はなかったであろう高速道路が通っており、昼間の光の減少と音の反響で私としては残念な気持ちがいつもありました。それでも外堀の緑の多さの威力は大きく、堀の静けさ、豊かな春の鳥のさえずりにうっとりしています。そして森深くにひっそりと生息する性質のヒメボタルまで生きていられる。感動ドラマがここにさらにあったとは知らず。記載した引用記事にもある通り、この上空を走る高速道路、ホタルを守るため当時竹内氏の行政への働き掛けで対策されていたなんて…!

 

【竹内氏の働き掛けで電燈が工夫された外堀上の高速道路】(「名古屋城外堀ヒメボタルを受け継ぐ者たち」HPより)

f:id:sunlight333:20180526133124j:image

どう工夫されているかというと、高く上にそびえ立つライトが暗い堀の辺りはありませんよね。‘ライトパイプ’なるものを使って道路の囲いの内側に明かりを隠しています。

(株)GSユアサHP(ライトパイプ納入事例)より

市道高速分岐2号線は名古屋市内の中心部を東西に走る高さ12mの高架道路。ここは名古屋城の外堀に接し都市部には珍しいヒメボタルの生息地であるため、照明方式にはホタルの発光交信の妨げにならない高欄照明方式の「ライトパイプ」が採用されました。

「ライトパイプ」は『環境を創る新しい光』をコンセプトに開発したもので、光のまぶしさがなく道路外に照明が漏れる心配がない上、ドライバーの視線誘導をし安全性とメンテナンスの容易さ、景観美化などに優れています。

そういや夜遅くにここを通ると堀の暗さの方が迫ってくるくらい怖い感じになるんですよね、、あぁまさかそういうことだったなんて( ̄。 ̄;)

 

さて、あとは体験あるのみですね♪

ゲンジボタルはゆっくり、ヘイケボタルは不規則、ヒメボタルは速くチカチカと光るのが特徴だそう。よく分かる素敵なサイトがありました。

siritai-zatugaku.com

小さいから姫蛍と名付けられたそうですが、確かにとても小さくて愛らしいですね^^

 

最後に、気になる光のドラマ「名古屋城外堀ヒメボタルを受け継ぐ者たち」の詳しい情報はこちらをどうぞ♫

名古屋城 ヒメボタルの教室

 

☆体験後の新情報を次の記事に載せます。若干訂正ありです、よろしくです(*´꒳`*)☆

 

終🏯。